鈴木しげゆき 趣味の部屋

静かな情熱を持って楽しく穏やかに生きたい、人生迷子気味な道楽野郎のブログ。不定期更新です。

ミニ新幹線

詳しくないが地味に鉄道好き、鈴木しげゆきです。

 

お盆は流行り病な世の中もあり、実家に帰らないけどホテル滞在で帰省しておりました。

 

地元山形へはつばさで行くのが便利。

 


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山形新幹線は厳密には東北新幹線直通の在来線特急な感じで、日本初のミニ新幹線

 

鉄道好きな方なら説明不要な話かもしれないですが、知らない人もいるかもしれないので一応説明しておくと、新幹線とJRの在来線は線路の幅が違います。

 

東北新幹線から分岐して、奥羽本線の福島から山形の新庄までの区間を新幹線幅の線路に変更して直通させたのがミニ新幹線

 

線路沿い幅以外は在来線設備なので、所謂フル規格の新幹線よりは小ぶり。


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米沢駅隣の置賜駅に一時停車するつばさ。

 

 

米沢以北は単線区間が続くので、場合によっては在来線とのすれ違いのために交換可能な無人駅で一時停車したりも。

 

福島以南は新幹線区間なので新幹線なスピードで走るものの、在来線区間はのんびり、秘境駅を通過したり、田んぼばかりの景色の中を走ったり、冬は雪を舞い上げながら走ったり、なかなかギャップがあって面白かったりします。

 

ただミニ新幹線方式は厳密には新幹線じゃないというか、新幹線を欲する自治体にはミニ新幹線では格下げ感があるみたい。

 

正直なところ山形はミニ新幹線方式で正解だと思う。

 

フル規格で建設を待ったら山形県に新幹線なんて来ないだろうし、新在直通でもやはり乗り換えなしで新幹線直通で東京まで行けるのはデカい。

 

実際山形空港に羽田から行くより、ドアtoドアなら新幹線の方が早そうだし楽。

 

 

何より並行在来線の切り離しがないのは、地方には大きなメリットだと思う。

 

並行在来線切り離しがないメリットを考えると、フル規格の奥羽新幹線構想は時短効果の面からもメリットはあまりないし、現実的じゃないと思う。

 

実際近年開通した新幹線の影響で在来線が切り離され不便になったり、逆に自治体の負担になっている面は多いのではないだろうか。

 

 

ミニ新幹線方式は山形、秋田は成功したけれど、それ以降出てこないのは、山形秋田は絶妙にミニ新幹線方式がハマる条件だっただけで、他の自治体で効果的と思われる条件のところがない&格落ち感が受け入れられないんだろうなぁ。

 

東京からの距離感や東北新幹線からの分岐にもあまり障害がないけど、西日本だと東海・山陽新幹線からの分岐やダイヤ的な面で難しいんだろうなぁ。

 

自治体が跨がってもややこしくなるだろうし、中途半端に線路幅変わっても困る箇所が多いのかなと。

 

 

 

 

その点、山形のミニ新幹線はなかなかの英断だったように思う。

 

東京との行き来の利便性のバランス感も良いし、待ってもフル規格は来ないしミニ新幹線でも良しの現実的な決断は見栄はらずによくできたなと。

 

 

 

1つ不満は、初期のシルバーメタリックなデザインがかっこ良かったのにダサい塗装に変わり、今後置き換わると言われている新型がさらにダサい点。

 

シルバーに戻して欲しいなぁ。

 

 

ミニ新幹線なのには不満はないが、デザインだけは何とかして欲しい。

 

 

個人的には山形にフル規格は要らない派。

 

 

 

ちょっと帰省で乗ったばかりだったので、今回は山形新幹線について軽く語ってみました。