旅好きには自粛がしんどい、鈴木しげゆきです。
昨日、ムーンライトながら廃止ニュースを知りました。
18きっぱーだらけで実質僅かな指定席券だけでは、深夜運行の手配や採算的にかなり厳しかっただろうから仕方のないことだとは思うけど、わかっていてもやはり寂しい。
画像は鈴木的に最終乗車となった2016年3月27日に乗車したムーンライトながら。
調べてみたら2016年の3月は電車で出かけまくっていたみたいです。
この前の週あたりにはムーンライト信州で松本まで行って、松本から中央線で名古屋方面へ行き、そこから出雲大社を目指してひたすら電車に乗り、帰りは大垣からムーンライトながら。
鈴木的最終乗車は北陸旅で行き帰りのムーンライトながらだったみたい。
狂ったように夜行快速に乗りまくってた時期だったようです。
昔から夜行列車に憧れがあったけれど、この頃には寝台特急がどんどん廃止されていた時期。
2015年9月には列車を乗り継いで北海道の北の果て稚内まで行ったので、この頃は自分の鉄道熱、旅行熱が高めだったみたいですね。
この2015年9月の旅では、青森から札幌まで夜行急行はまなすに乗車。
その急行はまなすも、2016年3月で廃止だったかな?
多分はまなす廃止前にもう1度乗りたかったけど乗れなかった無念が、夜行列車に乗りたい熱として2016年3月に爆発していたんだろうなぁ。
ムーンライトながらは青春18きっぷに座席指定券プラスするだけで乗れたのもあり、毎回発売するとすぐ満席でなかなか取れない列車でした。
鈴木はキャンセル待ち狙いでしたね。
特に当日は割りと小まめに空席チェックしているとキャンセルされた席が取れたり。
ただ、普通の座席しかない電車で、防犯のためなのか消灯とかもなかったので、宿代わりに寝るにはちょっとしんどかったり。
そこらへんの快適ではない感じが逆に旅感があったようにも思います。
旅行熱が冷めないまま、翌年2017年の3月にまた北海道旅行を計画してました。
ただ、急行はまなすは廃止されていたので、これまでより移動の効率が落ちるわけです。
限られた休日の日数、色々と模索した結果、LCCに目をつけます。
ちょうどこの頃、タブレット購入やポケットWi-Fiなどを手に入れ、ガラケーのiモードしかネット環境がなかった鈴木に変化が訪れていました。
ネットで予約するイメージがあり、飛行機は移動手段の候補になることすらなかったところにLCCはどうだろうという発想が生まれた形。
さらにビデオカメラや中古のコンデジなどもこの頃買い始め、電子機器への苦手意識があったアナログ人間が色々な電子機器を持ち歩くようになります。
そうなると電源が必要となります。
それまでの自分の旅のスタイルは、宿は基本的に取らず、何となくな目的地がぼんやりある程度ででかける感じでした。
鉄道であれば駅に行ってパッと電車に乗るだけ。
行けるとこまで行ってネットカフェとか最悪は野宿で夜を明かすようなスタイルでした。
1回あたりの旅費は兎に角安くして回数を増やし色々なところへ行ってみたいというマインド。
それが飛行機となると事前に予約が必要、持ち歩きの電子機器が増え電源確保のためホテルも予約。
旅のスタイルの変革期でした。
より多くの場所を巡るというスタイルは、目的地や目的を決めてピンポイントの旅先を深掘りして楽しむようなスタイルに変わってきました。
まぁ、若者の貧乏旅から、一般的な「旅行」になったような感じですかね。
振り返ってみると、自分にとってのムーンライトながら最終乗車の時期は、そのまま自分の旅行スタイル変革の時期でありました。
2017年にLCCを利用した旅行後、飛行機に興味が移り、それ以降は飛行機旅を好むようになっていきます。
併せて旅スタイルの変化から、なかなか指定券がとれず、当日のキャンセル待ち狙いではっきりとした予定を立てにくいムーンライトながらの利用は選択肢から外れていき、廃止が決定されるまで乗る機会がなく、2016年3月が個人的には最終乗車となってしまいました。
最近、YouTubeの鉄道系チャンネルを見る機会も多く、鉄道旅熱が再燃気味だったところにコロナの自粛や今回のムーンライトながら廃止のニュース。
このまま旅の楽しみが減り続けていくのではないかと心配です。
この手のムーンライトと名の付いた列車などは、臨時列車となった後なんとなくダイヤに組み込まれなくなり終わりらしい終わりもなく自然消滅的に廃止されるイメージですが、さすがに歴史もありメジャーなムーンライトながらは、ある意味事後ではありますが廃止宣言が出たことはこの列車への敬意ですかね。
ムーンライトながらにはそれほど多い回数ではないですが、お世話になりました。
旅のワクワク感をありがとうございました。
また気軽に楽しく旅ができる世の中に戻ることを願います。